七五三のママの着物は何色がいい?柄や帯、髪型も解説!
せっかくの七五三ですから、ママも着物を着てお参りに行きたいですよね。でも、普段は着慣れない着物ですから、どんな着物や帯を選んだらいいのか分からないという人も多いと思います。
そんな着物初心者の人のために、七五三のママにふさわしい着物や帯の選び方、綺麗に着るためのポイントを紹介します。メイクや髪型についても説明しますので、七五三の装いの参考にしてくださいね。
七五三ではママはどんな着物を着るの?おすすめの色や柄の選び方
洋服と同じように、着物にも普段着・お洒落着・正装の区別があって、TPOに合った着物を選ぶことが大切です。七五三は家庭内の行事なので本来はどんな服装でもいいのですが、七五三に着る子供の着物は正装ですので、ママもお洒落着や正装の着物がおすすめです。
七五三にふさわしい正装やお洒落着の着物は次の4つです。
•訪問着
•付け下げ訪問着
•色無地(一つ紋または三つ紋のもの)
•江戸小紋
紋の無い色無地・普通の小紋・紬(つむぎ)の着物などは、普段着ですので避けた方がいいで
しょう。
<着物の色や柄は?>
着物の色は中間色や淡い色のものが無難でおすすめです。子供の着物と雰囲気を合わせたいのであれば、子供の着物の柄に使われている色のうちの一色と合わせるようにします。
柄は花模様や扇などのオーソドックスなものが良く、現代的でモダンな印象の柄は避けます。
上記でおすすめした着物の種類であれば、たいていは色や柄の条件は合うはずですので、あまり心配しなくても大丈夫です。
<着物選びのポイントまとめ>
•着物は訪問着・付け下げ訪問着・紋付きの色無地・江戸小紋などがおすすめ。
•オーソドックスな柄で、中間色や淡い色のものがおすすめ。
七五三のママの着物、帯の色や柄、選び方について
着物と同じように、帯にも普段着用や正装用の区別があり、着物と格が合ったものを選ぶことが大切です。
<着物に合わせたおすすめの帯>
•訪問着と紋付きの色無地:袋帯
•付け下げ訪問着:袋帯・しゃれ袋帯・織りの名古屋帯
•江戸小紋:しゃれ袋帯・織りの名古屋帯
上記のように、正装の着物には袋帯が基本です。しゃれ袋帯は、正装用の袋帯をお洒落着にも使えるように、柄の格を少し落としたものです。名古屋帯は、染め(柄を染めてあるもの)は普段着用ですので、正装やお洒落着には合いません。
<帯の色や柄は?>
着物と同じように、オーソドックスな柄がおすすめですが、結婚式に締めるような金銀の箔押しのものは、七五三には少し仰々しくなってしまうので避けます。
色は着物の柄に使われているものから一色を合わせたり、同系色の濃淡で合わせると失敗がありません。
<帯締めと帯揚げは?>
帯締めと帯揚げは、着物の色と同系色の淡い色にすると上品です。帯や着物の柄の色と合わせるのもおすすめです。
七五三のママの着物に合う髪型やメイクは?
着物を着る場合には、ヘアスタイルやメイクも着物姿に合わせたものにします。
<着物のヘアスタイルの基本>
着物姿の場合の髪型ですが、小さくスッキリとまとめるのが基本ですので、肩につく長さならアップにしてまとめます。髪飾りは必要ありません。どんな髪型が良いか分からない時は、美容院であらかじめ相談しておくといいでしょう。ショートカットならそのままでも大丈夫ですが、耳は出した方がスッキリ見えます。
<着物のメイクの基本>
着物の時は洋装のメイクとは違い、陰影をつけずに「のっぺりした日本人顔」にした方が似合います。アイシャドウはベースをぼかした後、目の際に着物に合う色を入れます。チークは丸く入れ、こめかみの方までぼかして全体的に「はんなり」とした感じに仕上げます。
着物を綺麗に着るための着付けのポイント(ママ編)
着物を綺麗に着てなおかつ着崩れないようにするには、体形の補正が何よりも重要です。
「茶筒のような体形」が理想だと言われていますので、ウエスト周りにタオルでしっかりと補正をし、ブラジャーは外しましょう。特に細身なのにグラマーなママは、和装用のブラジャーを着けることをおすすめします。
着物を着付ける時には、次の3点について注意すると綺麗に着られます。
1.衿の抜き(首の後ろの衿の開き具合)は握りこぶし一つ分を開ける。
2.帯を締めると上がるので、裾を合わせる時はピッタリよりも気持ち長めに着付ける。
3.帯締めは脇からシワを伸ばしてきちんとたたみ、シワにならないように緩めに結ぶ。
着慣れない人は特に裾が短くなりがちですので気をつけてください。衿も着付けているうちに前に詰まってきてしまうことが多いので、初めは少し大きめに開けるのがコツです。
<寒さ対策にも注意>
着物は袖口が大きく開いていますので、風があって寒いような日は、ママも子供も一番下にネックラインの広い七分袖の下着を着るのがおすすめです。
まとめ
七五三でのママの着物は、子供の着物に合わせることを考えると、お洒落着や正装の着物がふさわしいと言えます。プライベートな行事ですので、説明した基本のポイントを押さえて置けば、それほど形式にこだわる必要はありません。せっかくの機会ですので、ママも子供と一緒に着物を楽しんでみてくださいね。